第1ピリオド、相手チームがセンターボールを取りゲームが開始される。チームワークの取れたディフェンス、下田達也(経3)の好セーブなど、慶應側の良いディフェンスが続くものの、相手チームもそれは同じで、両チームとも中々点が入らない展開が続く。このまま試合が終わると思われたラスト15秒、相手選手の個人技から先制点を許してしまう。このままピリオドは終了し、0-1で第1ピリオドを終える。

第2ピリオド、前ピリオドと同様相手ボールから試合が開始。相手の最初の攻めを守り切った直後の攻めで、片山太治朗(環3)が6mシュートを決め切り、本試合初得点を飾る。その後、両チームとも惜しい場面は多々あるものの、点数が入らない時間帯が続く。しかしピリオド開始から3分、片山が相手選手から当たられながら撃ったフェイクシュートが枠を捉え、2点連続の得点をする。その後点数を返されてしまうも、下田のビッグセーブが連続し、なんとか相手の流れになるのを阻止。開始6分、我慢強いディフェンスが功を奏し、繰り出されたカウンターから鈴木一誠(経3)が正確なシュートコースで得点。流れを掴む。ピリオド終盤では片山の退水誘発が連続し、そこからの退水オフェンスで、石塚雄大(医1)や國澤秀太(法政1)が決め切り、一気に点差を離す。ラスト、相手にペナルティを誘発されてしまうが、またも下田のビッグセーブにより、点差を死守することに成功。ピリオド5-2、合計5-3で折り返す。

第3ピリオド、またも相手ボールからスタート。退水ディフェンスで鈴木のハンドアップが光るなど、良いディフェンスが続くが、中々得点が決められず、開始2分で相手の抜け出しから得点を許してしまう。その後も相手チームの得点が続き流れが傾きかけるも、開始4分、片山からのナイスパスに石塚が抜け出し得点。その後また相手に決められるも、片山の誘発から生じた退水オフェンスから片岡秀治(経3)が得点。点数を返す。その後も続けて片山が難しい体勢でのシュートを決め切り、点差を縮めていく。相手チームに得点を連続されるも、残り2秒で片山が得意の6mシュートで点数を返し、ピリオド4-6、合計9-9の同点でピリオドを終える。

第4ピリオド、片山がボールを取り、慶應側の攻撃から始まる。ディフェンスでは宇野光紀(経3)のナイスセーブや國澤のハンドアップが光り、そこからのオフェンスで片岡が右サイドから難しいコースを決め切り、ピリオドで先制点を取る。続けて、石塚が見事な抜け出しからペナルティを獲得し、片山がこれを決め切り、第３ピリオドでついた点差を返していく。しかし、その後相手チームの得点の連続によりリードが埋まり、同点のまま残り1分を迎える厳しい展開に。このまま同点で終わると思われたラスト15秒、國澤の抜け出しに片山が反応しパス、これを國澤が決め切り決勝点となった。ピリオド3-2、合計12-11で試合を終了する。