第1ピリオド、堀孝多(経4)がセンターボールを取り慶應ボールから始まる。最初こそ一進一退の攻防が続くも、開始2分、小林海渡(法法4)の退水誘発から堀のミドルレンジのシュートが決まり、慶應が先制点を取る。しかし、その後1点すぐに返されてしまい、堀のナイスパスから片岡秀治(経4)が退水を誘発するなど好プレーが光るものの、お互い点が入らない時間帯が続く。均衡が破られたのは開始から6分半、またも小林のフローティングから退水が誘発され、退水セットから上岡歩睦(文1)が得点。このまま2-1で逃げ切ると思われたが、相手の退水誘発から失点。2-2の引き分けの状態で第1ピリオドを終える。

第2ピリオド、石塚雄大(医2)がセンターボールを取り、再び慶應ボールからスタート。最初の攻め、残りの攻め時間が5秒を切った直後、國澤秀太(法政2)の鋭いパスと石塚の縦ドライブがペナルティを誘発する。これを片山太治朗(環4)が決め切り、良いスタートを切る。その後すぐカウンターでまたも片山が得点し、ここで一気に点差を広げる。この後相手のカウンターから1点を返されてしまうが、小林の本日3回目となる退水誘発から片山が決め切る。ここで調子をつけた慶應チームはセットオフェンスからまたも片山がゴール。その後1点を返されてしまうも、片山のピリオド4度目のゴール、山下珊介(法政2)のゴールにより、ピリオド6-2、合計8-4でピリオドを終える。

第3ピリオド、國澤がセンターボールを獲得し、慶應の攻撃でスタート。小林が得意とするフローティングで退水を誘発し、さらに全員が献身的なディフェンスを見せるなど、要所で好プレーが光る。しかし開始3分、相手のカウンターから先制点を許してしまう。その後も立て続けにカウンターで失点を重ねるが、上岡がポスティングから華麗なループシュートを決め、流れを引き戻す。続く片山が個人技で連続得点を挙げ、チームを勢いづけた。ピリオド終盤には退水ディフェンスや、不利な体勢からのシュートでピンチを迎える場面もあったが、髙橋弦（総1）のビッグセーブで失点を防ぐ。さらに終了間際、片山がダメ押しの1点を加え、第3ピリオドは3-2、合計11-6で終えた。

第4ピリオドも國澤がセンターボールを獲得し、慶應の攻撃でスタート。一進一退の攻防が続くなか、遠山智也（理3）がノーファールプレスと退水ディフェンスでのハンドアップでピンチを防ぎ、失点を許さない。開始4分、遠山の退水誘発から上岡がゴールを決め、先制に成功。その後もフローター杉江凛空（経2）の献身的な守備や、峰岸佑至（商3）の退水誘発など、各選手の好プレーが随所に光る。開始9分半、退水セットから遠山が強烈なシュートを叩き込み、追加点を挙げ、攻守ともに活躍を見せる。その後1点を返されるも、最後までリードを守り切り、第4ピリオドは2-1、トータルスコア13-7で試合を締めくくった。